本棚

住宅建築家のフィールドノート

男ってのはなんで本棚に憧れるのか・・・。
なにかのワンシーンで膨大なる書籍の前に立つ主人公をカッコいいと思った事は誰しもあるハズ。
でも、何故それに憧れるのか?
もちろん女性の膨大なる収納空間確保への要求とは全然違う。

頭よさそうに見える?
自分の記憶の金庫室?
忘れてしまう事への恐怖心?
母体回帰的、蔵書に囲まれる幸せ。
そう、昔から賢人賢者は蔵書に囲まれていたのだ。

つまり、本棚は嗜好性の高い『男の道具』なのであーる!

さてさて、一般人であっても妄想を実現する事は出来る。
とうとう?ようやく?清水町のY-baseの本棚作成に入った。

この家の重要なコンセプトの一つで、
3階への階段と絡めてデザインされた、吹き抜け一面に広がる圧巻の本棚である。
このくらいあれば、本棚へ執着する 旺盛な男心も納められる事 間違いない。

『休みの日、昔読んだ小説を思い出し、階段を上がりながら、探してると全く別の本が目に留まってしまい、
踊り場に置いた小さな一人掛けのソファーで、つい読みいってしまう。』
そんな自分を、カッコいい。
と思う自分を想像しながらデザインされた本棚なのであーる。

はははh。

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